インターネットやスマートフォンの普及により子どもたちは性に関する情報を簡単に入手できる環境にあります。
情報が氾濫し、性そのものが商業化されており、10代の子どもが、犯罪に巻き込まれる危険性も高くなっています。
私たち助産師は、出産の現場、保健指導の場で、常にいのちと向き合って仕事をしています。その中で、いのちの大切さや、
正しい「性」の知識を持ち、自分の身体を守り、人生を選択できる力をはぐくむことの必要性を強く感じています。
子どもたちが、心も身体も傷つくことがないように。適切な知識を身につけることで、自分や相手を大切にすることを学ぶ機会を
提供します。
また家庭においては、幼少期より身体の大切さや、いのちの不思議についてオープンに話すことで、自己肯定感をはぐくくみ、
性や平等な人間関係などについて、考える機会が多く提供されることを期待しています。
一般社団法人横浜市助産師会 生と性の健康部会 助産師 髙橋景子